ラスベガスは、アメリカ合衆国西部のネバダ州南部にある同州最大の都市。気候は砂漠気候。
東海岸ニュージャージー州のアトランティックシティと並んで、カジノなどのギャンブルで有名。またネバダ州は法人税、個人所得税等がない上に、他の税金も非常に税率が低い為、シティグループをはじめ大企業が進出していることでも知られる。
1946年、ベンジャミン・シーゲルがフラミンゴホテルを建設し、カジノが収益を上げることが判ると、マフィアが続々とホテルを建設するようになった。
1960年代後半頃から当局の取締りが厳しくなるにつれ、マフィアは次々とホテルの経営権を手放すようになった。その後も、資金融資などの形で限定的なマフィアの介入はあったが、ゲーミング・ライセンスの厳格化に伴いその影響力は漸減し、1990年代にはほぼ払拭されたと考えられている。それに伴って投機ブームが起り、より広い土地が必要となったこともあって市街は南方に大きく拡張した。
そして1980年代の末頃から、巨大テーマホテルブームが起り、現在に至っている。尚、客室数ベースで世界の 12 大ホテルのうち 11 軒がラスベガス地区に存在する。
ホテルが多い理由の一つとして、一定規模以上のカジノの建設は、客室数 200 室以上のホテルの付帯施設としてしか認可されないことも挙げられる。
ラスベガスは北緯36度11分39秒、西経115度13分19秒1に位置している。アメリカ合衆国統計局によると、この都市は総面積293.6 km2 である。このうち293.5 km2が陸地で0.1 km2 が水地域である。総面積の0.04%が水地域となっている。
山に囲まれたネバダ砂漠の中の盆地に市街地が広がっている。北西に約105kmの距離にはネバダ核実験場がある。行政的には、ラスベガス市は現在ダウンタウンと呼ばれる地域一帯のみで、一般にラスベガスとして知られているのは、ラスベガス市を含むクラーク郡である。クラーク郡の人口は1,425,723人で、ここ数年は毎年ほぼ75,000人ずつ増加している。
2000年現在の国勢調査で、この都市は人口478,434人、176,750世帯、及び117,538家族が暮らしている。人口密度は1,630.3/km2 である。649.9/km2 の平均的な密度に190,724軒の住宅が建っている。この都市の人種的な構成は白人 69.86%、アフリカン・アメリカン 10.36%、先住民 0.75%、アジアン 4.78%、太平洋諸島系 0.45%、その他の人種 9.75%、及び混血 4.05%である。ここの人口の 23.61% はヒスパニックまたはラテン系である。
この都市内の住民は25.9%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が8.8%、25歳以上44歳以下が32.0%、45歳以上64歳以下が21.7%、及び65歳以上が11.6%にわたっている。中央値年齢は34歳である。女性100人ごとに対して男性は103.3人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は102.5人である。
この都市内の世帯ごとの平均的な収入は44,069米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は50,465米ドルである。男性は35,511米ドルに対して女性は27,554米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入は22,060米ドルである。人口の11.9%及び家族の8.6%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の15.4%及び65歳以上の8.3%は貧困線以下の生活を送っている。
2005年4月現在、ラスベガス・バレー全体の人口は約200万人であり、ハワイ州外で、最大のハワイ系コミュニティーが含まれる
ラスベガスで、まず、真っ先に連想するのがカジノであろう。大規模なホテルのほとんどにカジノが併設されており、24時間営業を行っている。それに伴って24時間営業のレストラン等もほぼ全てのホテルに存在する。「眠らない街」と呼ばれる所以である。主に行われるギャンブルは、テーブルゲームではブラックジャック、クラップス、ルーレット、バカラ、ポーカーなど、マシンゲームではスロットマシン、ビデオポーカー、ビデオキノなど、その他にスポーツブック、キノなどである。
長い間カジノの売上世界一であったが、2006年にマカオに世界一の座を譲り渡した。
カジノの集客の為、各ホテルで様々なショーが開かれている。ヘッドライナーショーと呼ばれる有名歌手のコンサートは、古くはフランク・シナトラやエルヴィス・プレスリー、リベラーチェ。最近ではセリーヌ・ディオン、エルトン・ジョン、ベット・ミドラーが定期公演を行っている。また、近年ブロードウェイでヒットしたミュージカルなども公演されており、ノートルダム・ド・パリ、シカゴ、ブルーマングループ、マンマ・ミーア!等が過去上演され、あるいは上演中である。2005年現在、シルク・ドゥ・ソレイユがサーカスを発展させた新しいタイプのショーを複数並行して公演しており人気を集めている。その他アクロバットを売物にしたショー、各種のマジックショー、プロダクションショーと呼ばれるレビュー形式のショーやスタンダップコメディ等も盛んである。
(ウィキぺディアから参照しています)